モンタビスタとインフォシティがLinuxベースの モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社 革新的な組込みソリューションを展開するモンタビスタソフトウエアジャパン株式会社(東京都渋谷区:代表取締役社長 有馬仁志、以下モンタビスタ)と株式会社インフォシティ(東京都渋谷区:代表取締役 岩浪剛太、以下インフォシティ)は、インフォシティの新たなソフトウェア製品FlashBoot(フラッシュ・ブート)の最初のリファレンスOSとして、MontaVista® Linux® Professional Edition 3.0への対応を本日発表しました。 FlashBootは、幅広い情報アプリケーション向けにOSを安全に起動させるためのブートアップ・モジュールです。 すなわち、FlashBootは、デバイスのハードウェアを初期化後に、フラッシュメモリからMontaVista Linuxのカーネルをロードして起動します。 JFFS2ファイルシステムをサポートしているため、容易にHDDレスでのシステム構築が実現できます。 さらに、多重化システム管理方法により、フラッシュROM上の複数のカーネルイメージから任意のものを選択、起動させることができ、システム出荷後のシステムアップデート機能も安全かつ容易に実装できます。 また、複製されたブートイメージとメモリ・チェック機能を利用することで、万一OSのブートイメージの書き換え中にシステムにエラーが発生しても、バックアップ用のブートイメージを利用して安全な再起動を実現できます。 MontaVista Linux Profession Edition 3.0は、コンスーマ・エレクトロニクスを含む幅広い分野で多数の実績を誇っています。また、最高レベルの広範囲なプロセッサアーキテクチャとボードに対応し、また、さまざまなサードパーティーのミドルウェア・アプリケーションやAPIで動作が確認されています。コンパクトなROM上での起動が可能なモンタビスタの組込みLinux OSは、PDA、携帯電話、AV機器やIP電話など多種多様なデジタル家電に最適化されています。 モンタビスタソフトウエア代表取締役社長の有馬仁志は次のように述べています。「インフォシティのFlashBootはモンタビスタに利益をもたらしてくれます。安定したシステム起動は、コンスーマ・エレクトロニクスにおいて重要な要素であり、今回、安定性、拡張性、リアルタイム性に優れたMontaVista LinuxとFlashBootを組み合わせることで、私共のコンスーマ機器のお客様が、エンド・カスタマからの厳しい要求を満たすことをサポートします。」 また、株式会社インフォシティの代表取締役 岩浪剛太は次のように述べています。「インフォシティは、アプリケーション開発やシステム構築に強みを持っています。Linux組込み機器市場向けに新たなツールを開発するために、市場をリードするモンタビスタと協業したことで、弊社は、マーケット導入までの期間短縮を図りながらよりいっそうのコスト削減を求めるメーカーをサポートします。」 出荷時期 MontaVista Linux Professional Edition 3.0は、プロダクト・サブスクリプションにより、モンタビスタまたは同社の世界中のディストリビュータから入手することができます。MontaVista Linuxのプロダクト・サブスクリプションは、MontaVista Linuxカーネル、開発ツール、ユーティリティ、アドオン・キット、ソフトウェア・アップデート、MontaVista Zoneへのアクセスと包括的な技術サポートとともに開発チームを提供します。 FlashBootの基本機能を搭載したRadicalTV®用リファレンスデザイン版が、2003年5月に動作確認されています。RadicalTV®は、インフォシティが提供する放送、ブロードバンド通信向けの先進のセットトップボックスであり、MontaVista Linuxが稼動しています。FlashBootのMIPS対応の製品は2003年の第3四半期に出荷予定です。 モンタビスタソフトウエアについて MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、インテリジェントな接続機器や関連するインフラストラクチャ向けのシステムソフトウェア市場をリードするグローバル・サプライヤーです。モンタビスタはGNU/Linuxベースのオープン・ソース・ソフトウェア・ソリューションを提供することで組込みソリューションの革新を推し進めます。リアルタイム オペレーティング・システムの先駆者ジェームス・レディ(James Ready)によって 1999年に設立され、MontaVista Linux製品シリーズとして通信インフラからコンスーマ機器分野を対象としたアプリケーション向けに求められる幅広い開発者のニーズに対応します。MontaVista LinuxはProfessional、 Consumer Electronics、Carrier Gradeの複数のエディションと、パワフルなJava開発環境やグラフィックス開発機能を提供するアドオン製品も提供しています。 モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。 米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy Ventures, US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.、IBM、Intel Capital、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha Corporationなどの主要投資企業より出資を受けた株式非公開企業です。 MontaVista Softwareの詳細情報は、 同社のWebサイト(www.mvista.com (英語)、www.montavista.co.jp (日本語))をご参照ください。 株式会社インフォシティについて 株式会社インフォシティ(本社:東京)は、1982年の設立当初より“Digital Media Technology”というコンセプトを掲げ、デジタルメディアに関わる各種ソフトウェアを開発してきました。bitcast®テクノロジーをはじめとし、PC向け高機能統合TVアプリケーションやブロードバンド配信システム、著作権許諾管理システム、また、HDDビデオレコーダ機能を核とした高機能な放送・通信端末(STB)を実現するDVR(Digital Video Recorder)アーキテクチャ“RadicalTV®”等を提供しています。 今後もブロードバンドインターネット、ユビキタスネットワーク、高度なデジタル放送、新世代移動体通信時代へ向けてさらに躍進していきたいと考えています。 より詳細な情報はhttp://www.infocity.co.jp(日本語)をご参照ください。 Linux は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVista は MontaVista Software, Inc. の登録商標です。INFOCITY、RadicalTV、bitcastは、株式会社インフォシティの登録商標です。その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです
|
Copyright© 2003 INFOCITY, Inc. All rights reserved. |